ライヴ終演後の30分でマーケティング効果を出す!会場周辺の施策で成功した協賛事例

音楽LIVE協賛によるマーケティングは「終演後30分間」も絶好の機会です。会場を出た瞬間から始まる帰路やSNS投稿の時間を活かした施策により、認知度向上だけでなく即時の来店や購買といった具体的な成果を生み出せます。

ここでは、終演後施策の重要性とその具体的な方法に加え、過去の成功事例を紹介します。

なぜライヴ終演後30分が「ゴールデンタイム」なのか

音楽ライヴ終演後の30分間は、マーケティング施策において最も効果を発揮する特別な時間帯です。この時間帯は、顧客の行動を喚起するうえで「ゴールデンタイム」だと評価できます。

心理学の研究では、快感情や覚醒度が高まると購買意欲も連動して上昇することが明らかになっています。つまり、ライヴで得た感動や興奮が冷めやらぬうちに接触することで、商品やサービスへの関心を引き出しやすくなるのです。

この心理メカニズムを活かせば、会場内での認知施策だけでは得られない「即時行動」へのきっかけを作れます。

会場周辺で効果を出す協賛施策の具体例

終演後のゴールデンタイムを活かすには、来場者の動線や心理状態に合わせた施策設計が欠かせません。ここでは、会場周辺で即効性の高い成果を生み出す代表的な協賛施策を紹介します。

クーポン付きのサンプルを配布する

会場出口付近でのサンプリングは、終演後施策の中でも特に高い接触率を実現できる手法です。

ライヴ終了後、来場者は一斉に出口へと向かうため、この動線上にブースを設置することで効率的にアプローチできます。終演直後の来場者は感情が高揚しているタイミングで商品サンプルを手渡せば、ブランドへの好印象とともに記憶に残りやすくなるでしょう。

会場周辺店舗と提携してキャンペーンを実施する

会場周辺の店舗や施設と連携したキャンペーンは、地域全体を巻き込んだマーケティング効果を生み出します。

交通機関やタクシー広告との連動も見逃せません。会場から最寄り駅までの導線上に広告を配置したり、タクシー車内でデジタルサイネージを展開したりすることで、帰路につく来場者に繰り返し訴求できます。

とくに地方都市での音楽ライヴでは、遠方からの来場者が多く、公共交通機関の利用率が高い傾向にあります。この移動時間を活用すれば、会場内では届かなかった層にもリーチを広げられます。

フォトスポットを設置してSNS拡散を狙う

会場周辺にブランドロゴやライヴテーマを取り入れたフォトスポットを設置することで、来場者の自発的なSNS投稿を促せます。

終演後は興奮冷めやらぬ来場者が記念撮影を求めるタイミングです。魅力的なフォトスポットを用意し、特定のハッシュタグをつけて投稿してもらうことで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)として拡散され、二次的な認知拡大につながります。

投稿者には抽選でプレゼントを贈るなどの特典を用意すれば、参加率が大幅に向上するでしょう。

会場周辺でポップアップストアやブースを展開する

会場近くの空きスペースや商業施設内にポップアップストアやブース出展を行うことで、来場者に商品を直接体験してもらえます。

終演後に立ち寄れる場所として認知されれば、帰宅前の時間を使って商品に触れてもらえる貴重な機会になります。スタッフとの対話を通じて商品の魅力を伝えたり、限定商品を販売したりすることで、即時購買や後日のオンライン購入につながります。

ライヴの余韻を楽しみながら買い物できる環境は、来場者にとって特別な体験となるでしょう。

デジタルサイネージや屋外広告(OOH)で視覚的に訴求する

会場周辺の主要な動線上にデジタルサイネージや屋外広告を配置することで、来場者の視界に自然に入り込めます。

駅構内のビジョンや商業施設のデジタル看板、街頭の大型ビジョンなどを活用すれば、移動中の来場者に繰り返しブランドメッセージを届けられます。ライヴ終了後の高揚感が残る時間帯に視覚的な訴求を行うことで、記憶への定着率が高まります。

動画コンテンツやアニメーションを活用すれば、立ち止まって見てもらえる可能性も高まるでしょう。

音楽ライヴの終演後施策で成功した協賛事例3選

終演後30分間は来場者の感情が最も高揚し、購買意欲がピークに達する貴重な時間帯です。ここでは、会場周辺での施策を戦略的に展開し、即時の来店促進や認知拡大に成功した3つの具体的事例をご紹介します。いずれも会場内の露出だけで終わらず、終演後の動線設計により高い効果を生み出しています。

事例1|カバヤ食品 × SUMMER SONIC 2025「塩分チャージタブレッツ」サンプリング

カバヤ食品株式会社は、2025年8月にZOZOマリンスタジアム・幕張メッセで開催された都市型音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2025 TOKYO」において、『塩分チャージタブレッツ』の大規模サンプリングを実施しました。2日間で合計約3万3千個の試供品を配布し、そのうち約1万6千個は朝の優先入場整列者への提供として、終演前から来場者との接点を創出しています。

※参考:カバヤ食品株式会社 ニュースリリース

事例2|サーモス × FUJI ROCK FESTIVAL 2025 給水スポット展開

サーモス株式会社は、2025年7月に新潟県苗場スキー場で開催された「FUJI ROCK FESTIVAL ’25」に協賛し、会場内2か所に「給水スポット」を設置しました。フジロック開催3日間で約1,550リットル(1名あたり500mlと換算した場合、延べ約3,000名が利用)の水を無料提供。マイボトル持参を促進することで、環境配慮とブランドメッセージを統合した施策を展開しました。

※参考:サーモス株式会社 プレスリリース

事例3|福井駅周辺店舗連携 × 音楽フェス「リストバンド特典」キャンペーン

福井県福井市のまちづくり福井は、地域で開催される音楽フェスと連携し、福井駅周辺の協力店舗で使える特典キャンペーンを実施しました。観覧チケット購入者には参加時にリストバンドが配布され、そのリストバンドを着けて駅周辺の協力店を利用すると、特典が得られる仕組みです。例えば駅前の土産店「福人喜」では3,000円以上の購入で特典が適用されるなど、地域全体を巻き込んだ経済効果の創出に成功しました。

※参考:日本経済新聞

【業種・目的別】終演後施策を成功させるためのライヴ協賛のポイント

終演後施策の効果を最大化するには、自社の業種やマーケティング目的に合わせた設計が不可欠です。ここでは、代表的な業種別に押さえるべきポイントを解説します。

飲食・小売業|即時来店を促すしくみを意識する

飲食店や小売店にとって、終演後施策の最大の目標は「今すぐ来店してもらうこと」です。ライヴ終了直後の来場者は空腹や喉の渇きを感じていることが多く、会場周辺で食事や買い物を済ませたいニーズが高まっています。

上記の心理状態を活かすには、来場者限定・当日限定のクーポンを配布するなど、時間制限によって行動の緊急性を演出する方法が効果的です。「今だけ」「ここだけ」という限定性は、意思決定を後押しする強力な動機になります。

ほかにも、ライヴ限定メニューやコラボ商品を用意し、特別感を演出する方法が考えられます。アーティスト名を冠したドリンクや、ライヴのテーマカラーを取り入れた料理など、イベントとの連動性を視覚的に示すことで、来場者の記憶に残りやすくなります。限定メニューは話題性も高く、SNSでの投稿を促進する効果も期待できます。

BtoB企業・採用強化|認知度とブランドイメージ向上に注力する

BtoB企業や採用強化を目指す企業にとって、終演後施策は認知度拡大とブランドイメージの向上を図る絶好の機会です。特に若年層や特定の専門職をターゲットとする場合、そのターゲット層が集まるアーティストを選定することが成功の鍵になります。アーティストのファン層と自社が求める人材像が一致していれば、効率的にリーチを拡大できます。

企業ロゴ入りのノベルティ配布は、記憶定着に大きく貢献する施策です。会場周辺で実用的なアイテム、たとえばエコバッグやモバイルバッテリー、ステッカーなどを配布すれば、日常生活の中で繰り返し目にする機会が生まれます。

また、会場周辺にブースを設置し、事業内容や企業文化を紹介する方法も効果的です。パネル展示や動画上映を通じて、「どんな会社なのか」「どんな仕事をしているのか」を視覚的に伝えられます。

EC・アプリサービス|デジタル接点の獲得と購買促進を目指す

EC事業者やアプリサービスを運営する企業にとって、終演後施策の最重要目標はデジタル接点の獲得です。会場周辺で配布するチラシやノベルティにQRコードを掲載し、アプリのダウンロードやWebサイトへの会員登録を促すことで、その場で即座にアクションを起こしてもらえます。登録完了者には限定クーポンやポイントをプレゼントすることで、登録のインセンティブを高められます。

終演後限定のオンラインクーポンを配布することで、リアルな接触をオンライン購買へとつなげられます。たとえば「終演後24時間限定30%オフ」といったクーポンを配布すれば、帰宅後すぐにECサイトを訪問してもらえるでしょう。クーポン利用者を集計できるシステムを組んでおけば、効果測定にも役立ちます。

さらに、後日のリターゲティング広告で購買行動を促進することで、終演後施策の効果を最大化できます。会場でQRコードを読み取った人やWebサイトを訪問した人をターゲットに広告を配信すれば、終演直後の感動体験と広告が結びつき、通常の広告よりも高いコンバージョン率が期待できます。

まとめ|終演後30分を活かしたマーケティング戦略の実践

ライヴ終演後の30分間は、来場者の感情が高揚し購買意欲がピークに達する貴重な時間帯です。この「ゴールデンタイム」を逃さず、会場周辺でのサンプリング、クーポン配布、店舗連携、フォトスポット設置といった施策を展開することで、認知度向上だけでなく即時のコンバージョンを実現できます。

アーティストライヴ協賛を通じて、自社のマーケティング課題を解決したいとお考えの担当者様は、ぜひLIYYELL(ライエル)にご相談ください。終演後施策の企画設計から実施、効果測定まで、貴社の目的と予算に合わせた最適なプランをご提案いたします。